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小石川先生のひとことブログ

文京区小石川に開業している矯正歯科医が、矯正治療に関して徒然なるままに語る矯正歯科考察ブログ
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「口コミ調査」から:投稿者によるクリニックの評価はどうでしょうか?

 口コミ調査を実施する中で「口コミによる評価」というものに出会いました。びっくり。

 口コミ評価として患者さんが自身で評価するものであるようですが、調査中これにはなんといえない衝撃をうけました。口コミ数が多い少ないはまだ理解できますが、評価やランキングとはどのような意味を持つのででしょうか?多分このことについて主催ホームページ会社へ問い合わせをしたとしても、患者さん自身が勝手に評価するものですからとの答えになってしまうでしょうし、これって何?となってしまいます。患者さんにとって有益な情報とするのであれば「第三者の矯正歯科評価機構」のようなものの査定や評価であれば納得度も高まるのですが。でもこのような機構を持ってしても現実的に矯正医が同業の矯正医を評価するのは到底無理な話です。情報発信運営会社に対しては情報発信内容や方法について一考して頂きたいと思うのは私だけでしょうか?

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「口コミ調査」から:投稿者?初診相談から治療終了の各段階で口コミは異なる

 口コミ調査開始に伴い、いくつかの整理すべき点が挙げられてきました。まず、
1.口コミサイトに投稿する方が本当に患者さんかどうかということ?
この口コミの内容は本当に患者さんが書いたものだろうかと疑いたくなる文章が見られることがあります。これはプラスの口コミを希望する関係者(当然といえば当然とも思えますが)などにより人為的な投作業がなされたような類似文章やかなり専門性を帯びた文章などがあることからも伺えた訳ですが。どうなんでしょうか?
2.投稿者が治療のどの段階で口コミを投稿したか?投稿時期により内容は変わる?
 これも治療の各段階、例えば初診相談時、治療開始時、治療途中、治療終了(いわゆるワイヤーを外した時点)、その後の後戻りなどの要素をなくしていく時期(保定処置)など、どの時期での口コミ投稿かにより内容は異なります。いいかえれば食事の前菜だけでその後の食事のうまさを評価するようなものです。このような投稿背景がありますから口コミを参考にするにしても投稿時期がポイントとなるようにも思えます?

 当たり前ですが、患者さんから発信される口コミ情報はあくまでも参考程度に考え、ご自身で複数のクリニックをたずね、先生の説明、態度や相性、費用、先生の経歴などを参考にして決めることが最適かと思われます。

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「口コミ情報」とはどのような意味を持つかの調査を開始?

 昨年より数多くの「口コミ」サイトへの勧誘電話を経験しています。営業される方々は同じようにこれからは患者さんからの口コミが重要といいます。先生の所もどうですか?といわれても。

 新規開業とは異なり長年矯正治療に従事している先生方はこのような勧誘を嫌う傾向があります。確かに経験したことがない手法に抵抗感があるのも事実ですし、既にクリニックにはそのようなことはしなくとも患者さんが多いことの実情があり必要性を感じていないのでしょう。社会情勢低迷化であっても日々の臨床をおろそかにせずやっていくしかないだろう、口コミなんて作為的な臭いがするからしたくない、新規開業医がするものであって私たちには関係ないこと、などなどの心理的背景があるようにも思えす。
 私自身も同様の気持ちもありますが同時にインターネット上に出現した「口コミ」というあいまいな文面、ABCDEなどの定性的な評価を基にした「矯正クリニックに関するランキング」などはいったいどういう意味や意義を持つのか?を考えることには少なからず興味はあります。「口コミ」、言い換えれば「矯正治療に関するインターネット上の患者さんサイドから発信される情報」についての興味ある項目は次の3点です。
  1.口コミ情報が矯正臨床の現場にどのような影響を及ぼすのか?
  2.既存の口コミ情報に関する表示方法の適正度と問題点?
  3.口コミ情報と統計処理
 矯正治療を受診される方々にとっては「インターネット上の情報」は不可欠ともいえる状況になっていますし、私自身その必要性は認識しています。必要なのはなるべく「さまよえるドクターショッパー」状態に陥らないことです。昨年、7箇所の公的、個人の医療機関を回ってきた方がいました。専門用語、治療内容などについても素人ながらよく知っていました。経過のお話を聞きました。参考にしたのは「口コミ」というよりは「矯正医・クリニックのランキング」だったそうです。最初のクリニックは認定医が多く在籍、院長は何でも矯正が必要との主張で少し不安、次にいわゆる「口コミ」を参考にして数軒受診、それからドクターショッパーがはじまったとのこと。当方の対応は折角来院した患者さんですが私どものクリニックよりは治療内容の複雑さから公的な医療機関の方が適当と判断しA大学病院を紹介することにしました。
 一見患者さん自身の問題ともとらえられますがきっかけとなった私的企業が運営するサイトでの「評価?のようなもの」の存在も「さまよえるドクターショッパー」の一因となっているようにも思えます。このような患者さんを多く経験しますと一度「矯正歯科における口コミの意味」ということについて調査してみたくなります(大げさなものではありませんが)。たまたま昨年後半に「インテーネット上における矯正歯科口コミ情報の発信方法における適切度について」についての共同調査の提案がありました。そこで複数の先生方と実施することにしました。どのような結果が出るかわかりませんが、少なくとも参加した先生方自身が発信する情報の改善材料にはなるだろうと思われます。それだけでも共同調査の意義があるかなとも思っています。

 何か分かったからってどうするの!といわれると、現状は・・・・・・

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