矯正歯科|子供・成人の矯正~保険の口蓋裂・顎変形症の矯正 小石川矯正歯科クリニック
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小石川先生のひとことブログ

文京区小石川に開業している矯正歯科医が、矯正治療に関して徒然なるままに語る矯正歯科考察ブログ
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夏休みのお出かけ、旅先で装置を紛失?

 夏休み遠出の機会が増えます。患者さんが北海道に家族旅行中、ファミリーレストランで保定中の取り外し可能な装置をはずしテーブルの端に置いておいたそうです。食事も終わり会計を済ませてさあ出発という時に「わすれた!」となりレストランに戻り「プラスチックの小さなものありませんでしたか?」と問いかけると「さあー?」って「どうすればよいか」と連絡が入りました。折角先月ワイヤーが外れたのに。

 笑い事ではありません。でもなくしてしまったものはどうしようもありません。電話を受けましたがまず「大丈夫、落ち着いて、帰宅したらすぐに新しいものを作りますから、楽しい家族旅行が面白くなくなりますから、楽しんで帰ってきてください」といことで一件落着。よくあるといえばあることです。まだ国内の旅ならいざ知らず、長期の旅でないなら、このような返答で気楽に考えられますが海外となると心配です。長期の旅行では3~4週間も出かけられる方もいます。このような場合には、もし失くしても装置を作製した元の歯型を残してありますので作製し、調整し、国際宅急便で送ることもあります。イギリスから通っていた方に送った経験などを含め少なくありません。とにかく「もしかしたら失くすかもしれない」という基本で対応するようにしていてよかったというのが実感です。

 旅をすること自体、非日常的ですので失くしたりすることは仕方がないことかもしれません。そんな時はまず「なくしました」との一報を。これで旅は楽しい!

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今日も違った先生なの? 治療の基本は担当医:患者さん=1:1の関係であること

 治療費の安さに魅力を感じまた大学から先生方が複数きて治療を行うとのことで安心して治療を開始していたのですが実際の治療は毎回担当が代わり治療に関する質問をしても的を得た返答でなく心配で転医を決意した患者さんの来院です。

 大学病院が休みの時には非常勤勤務医として先生方が他のクリニックで治療に携わることは少なくありません。需要と供給の必然性でありうることです。しかしこのような場合、患者さんが心配された担当医によって治療内容の説明が異なることもあります。有能な指導医がいれば他の先生が行った治療内容は必ずといって最後にチェックはします。また患者さんに対しても「何かありますか?」など問いかけ患者さんの不安を少なくするようにも務めます。しかし大勢の先生方を一同にかいして治療を行う状況となるとこのような細かな配慮に欠けてしまうようにもなりがちです。たぶんこの患者さんはこのような対応に心配が増加していってしまったのでしょう。よく話しを聞けば、先生だけでなく手伝う歯科衛生士も矯正の専門用語などがわかっていないようで積極的に私たち患者への話しかけも少なかったとのことです。例えば歯磨きの仕方を教えてといっても一般的な話し(ワイヤーが入って歯が毎回動くのだから一般的な方法とは異なるのでは?)だったとのことです。患者さんの観察がすべて適切であったかどうかは判定しづらいのですが話しのつじつまはあっていました。いづれにせよ一人の患者さんの継続的な治療はできれば一人の担当医の担当が望ましく、たとえできないような状況があったとしても一緒の先輩が必ず毎回の治療をチェックすべきです。これ以外安心して治療を進める方法はないでしょう。

 矯正医:患者さん=1:1の関係が望ましいということがお分かりいただけたと思います。このような観点に立てば、多くの矯正患者さんを経験の異なる多くの矯正医の集団がマニュアル的に診るということ自体難しさがあるように思えますが、いかがでしょうか?

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どうしてそんなに早く治療を開始するのか?個人にあった治療開始時期

 前歯の乱ぐい歯(叢生)を主訴に母親と来院した小学校2年生。上顎永久歯前歯2本と下顎永久歯前歯4本が明らかに将来の乱ぐい歯の様相を呈していました。熱心な親御さんはいつから治療を始めたらよいかと質問。1年ぐらい前の話でした。私の意見は目安は少なくとも上顎の前歯永久歯4本が出そろうころが適当かなと思いますと前置きし、数ヶ月おきに治療を受ける受けないにかかわらず心配であれば様子を診、必要であると判断しうる時期に検査のお話をするということにしました。患者さんは他のクリニックで矯正治療を勧められ、非常勤の矯正医が「今すぐ始めないと大変なことになる、これは歯の生えてくる隙間が足りないから積極的に顎を広げる治療が必要です~~」とのことで大変心配され当方に来院した経緯を話されました。患者さんは両矯正医の意見の相違、いつから始めるか?、について不安げでした。

 さてこの話、何が両者の相違となったかにつて考えます。「すぐ治療をしないと」との意見は早期に治療を開始し症状をいち早く改善しようとの考えで誤った考えではありません。しかし患者さんはできるだけ回数が少なく治療を終えることを希望されます。このような患者さんであれば、定期的な診察を行いながら適切な治療開始時期を探っていく方が有益で、今すぐ治療を開始するとはなりにくくなります。また「顎を広げないと」との主張とにはいささか?。顎を広げる理由として、拡大すればその後の永久歯の生えてくる隙間が完全に確保され永久歯の抜歯が不要になるとの見方をされているようですが私の診察ではそのような結果には至らないであろうとの判断でした。したがって拡大の治療は不要と判断しました。このような診たての相違での異なりが両者の相違といえましょう。患者さんは両者の診たてを判断し担当医を決められれば良いと思っています。他の考えられる理由としては矯正の患者さんが少なく早期に治療を開始する必要性を話しその結果、患者さんの獲得を考えたのかもしれませんがこの点は定かでありません。

 あまりにも早すぎる治療開始は、時に余計な治療行為となることもあります。それは避けられなければならないと思います。

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海外への転医、どの先生のところへ行けばいいの?

 治療途中で海外へ3年行かれることになった患者さん。先方の国のどの先生に継続して診てもらったらよいのかの相談がありました。

 近年、よく見られる状況です。この東南アジアの国には大学時代に担当した先生が現地の大学の教授に就任、また個人のクリニックも持たれていましたので早速連絡し治療経過、費用、今後どのような治療を計画していたかなどの報告書を作成しお持ち頂きました。大学に長期に在籍し色々な国の留学生を担当していた経緯もありましたので何とか便宜を図ることができました。でもこのような特殊な経験をしていなかったらと思いますと一抹の不安は残ります。これからますますボーダレスの社会になっていくと今まで蓄積してきた海外の留学生たちとさらに緊密なネットワークを作っておかなければならないと痛感。

 海外からの問い合わせも増えていますのでとりあえず語学のブラッシュアップ?

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また多くなってきた口コミ口コミ、それって何!

 最近またやたらと口コミ情報の必要性を訴えられます。特にインターネットサイト運営者からの必要性の訴えです。すでに多くの患者さんが定期的に来院されているところのクリニックでは口コミ口コミということは必要がないのでしょうが、それでも「重要です、必要です、まさにこれからのキーです」などなど、これっていったいどういうことなのか?

 確かに口コミは知りたいひとつの情報です。でも情報でしかないことも現実です。実際、ほとんど良いことしか書かれていません。したがってその内容を持ってまさに優れているとは言い切れないのではないでしょうか?よく考えれば当たり前のことなのですが。いくつかの矯正治療に関する運営サイトがあります。業者さんによっては「単に情報を載せているだけで、内容までの責任は持てません」ということでしょう。治療に従事している私たちにとっては「なめられたものだ」という気持ちにもなってしまいます。しかし患者さんは賢明です。適切度の低い内容はいつか見放されることでしょう。それがいつかはわかりませんが期待しています。

 専門家同士の口コミはとは異なり、患者さん同士の口コミは参考程度に捕らえておいたほうが得策かなと?

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