書いていたら患者さんが着ましたので一時中断しました。さて相談の続きなのですが、治療費の差はいかなる理由かと?聞かれました。自費であるから当然といえば当然。でも大きな理由はクリニックの位置する場所とそれぞれの先生方のかんがえであろうと勝手に推測してしまいます。銀座や青山、六本木で開業するとすればおのずと経費はかかります。
治療費の参考としては(先生方の考えの差を書きますと反発もあるでしょうから)公的な医療機関、例えば大学病院などの治療費を参考に比較すると良いでしょう。しかし大学病院にいってまだ若い先生に診てもらっても講師クラスの先生に診てもらって同じような自費の金額となることが少なくない事実もありますので、治療費に対する適切度とは?これもまた課題です。
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昨日遠方より初診相談の患者さんが来院しました。何件もクリニックを回ってきたそうでよく知識を持っておられました。最近聞く患者さんからのお話の中で気になるのは
「ある先生は私は抜歯しないというけれど親知らずは抜歯しますといわれ、親知らずの抜歯は抜歯でないのか?」、「~~テクニックを用いるから1年で治るといわれたのですがある先生は2年はかかると思いますがといわれどっちが適切なのか?」、はたまた「アメリカに留学し最先端の矯正技術で治療を行うというけれどアメリカが一番進んでいるのですか?」「歯に装置はつけづ取り外しだけで治りますよという先生とそれは無理という先生、どちらが正しい?」などなどあまりの過激情報の洪水に対するうんざり感です。
でもこのような実情は私ども同業の専門医にも責任はあります。長年の実績をお持ちの先生方はご自身を等身大で表現できるようなクリニックの経営基盤があり(あえて大げさにご自身を主張する必要がないためか?)、結果、定かでありませんが表立って適切な矯正治療情報が出にくいような昨今となっているようでもあります。無論適切で品格のある情報もありますがこのあたりの情報の評価、判定、判断はかなりの専門医でないととも思えます。出版物もなかなか手ごわいもので何を持って名医(名医でなくとも良医であればいいのですが)とかなると???です。昨日の相談時に感じたことを踏まえ、いまある情報とは何か?これは次に追究するテーマでもあります。
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昨日からの冷たい雨ためか桜も散りはじめました。新しい季節の到来という感じです。桜の花の開花と散る様子は日本人の奥底にあるDNAに訴える何かを感じます。人それぞれではありますが、私はいつまでの咲かず次の新緑の息吹、言い換えれば生命のエネルギーの躍動みたいなものを感じてしまいます。次は初夏、これも楽しみです。季節感を感じる気持ちを持って少し立ち止まって今の自分を見つめる時間をもてればと思っています。勝手な思いということは十分に分かってはいるものの。
話は変わりますが昨日、矯正の相談をしました。色々なところで相談をされた方でした。大学病院で行うのがいいのか?それとも、開業しているHP上の専門医か?、はたまた治療費の高低か?迷い道にはまってしまっているとのことでした。結論はご自身の中にあるわけですから私どものクリニックでの相談を含め決めたらどうですか、ということで相談を終えました。情報の氾濫を痛感した次第です。私の所は治療対象の症状であっても迷いがある限り(治療をするかしないかの不安が半々であれば)治療は勧めないことにしています。先生の考え、治療費、治療計画を検討した上で治療を開始することが重要で、どこどこの大学を出た、海外で留学し経験を踏んだ、博士号を持っているなど選択肢としてはあまり重要ではありません。やはり納得度の高いクリニック(例え遠くであろうとも)での治療を選択したほうがよいでしょう。良い先生、有能な先生、名医など各種の雑誌で取り上げられていますが、これもどのような基準でそのような先生方を選択し載せたのかの明確な基準とはいうものの、あいまいさを感じます。これについてはまた独り言を書く機会にゆだねることにし終えます。
さてさて、新学期に向かい希望を胸にこの勝手気ままなブログを読まれた方々ちょっとだけがんばって行きましょう。では。
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