4,5月は忙しく、かつて担当した留学生のクリニックや大学を訪問していました。彼らの現在の活躍は目覚しくその国の矯正学会の会長まで務められ感無量でした。その時の話題「耳ざわりの良過ぎるインターネット情報?」をご紹介します。
その国でもインターネット上に示される矯正治療の内容があまりに?で、ある例では、「まったくワイヤーを使用しないで治ります」「ある特殊なワイヤーを使えばどんな症状も治る、かつ抜歯は行わないで」「短期間に治療が終えるシステムを使用しています」などなど患者さんにとっては耳ざわりの良い情報が多々発信されているそうです。特に?視されるインターネット上の情報に関してはその根拠を学会で発表して欲しい旨の要望も出すそうですが(これは学術団体がその先生の治療理論、科学的証明の場を与えるということでいたってノーマルな対応といえましょうが)まったく無視されたそうです。患者さんはどうしても耳ざわり良い矯正歯科クリニックへ出向くことになりがちで、その後、何か変?ということで本邦(日本)と同じようにセカンド、サードオピニオンをもとめ来院されることが少なくないとのことだそうです。
どこでも同じような課題を考えさせれました。先生方の情報の発信内容や方法、またあまりに「耳ざわりの良い、勝手に作られた口コミ情報」などには慎重に対応というところです。もちろん良い情報もありますが判定はなかなか難しいのが実情です。
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