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小石川先生のひとことブログ

文京区小石川に開業している矯正歯科医が、矯正治療に関して徒然なるままに語る矯正歯科考察ブログ
2009年02月25日

「口コミ調査」から:投稿者によるクリニックの評価はどうでしょうか?

 口コミ調査を実施する中で「口コミによる評価」というものに出会いました。びっくり。

 口コミ評価として患者さんが自身で評価するものであるようですが、調査中これにはなんといえない衝撃をうけました。口コミ数が多い少ないはまだ理解できますが、評価やランキングとはどのような意味を持つのででしょうか?多分このことについて主催ホームページ会社へ問い合わせをしたとしても、患者さん自身が勝手に評価するものですからとの答えになってしまうでしょうし、これって何?となってしまいます。患者さんにとって有益な情報とするのであれば「第三者の矯正歯科評価機構」のようなものの査定や評価であれば納得度も高まるのですが。でもこのような機構を持ってしても現実的に矯正医が同業の矯正医を評価するのは到底無理な話です。情報発信運営会社に対しては情報発信内容や方法について一考して頂きたいと思うのは私だけでしょうか?

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2009年02月22日

「口コミ調査」から:投稿者?初診相談から治療終了の各段階で口コミは異なる

 口コミ調査開始に伴い、いくつかの整理すべき点が挙げられてきました。まず、
1.口コミサイトに投稿する方が本当に患者さんかどうかということ?
この口コミの内容は本当に患者さんが書いたものだろうかと疑いたくなる文章が見られることがあります。これはプラスの口コミを希望する関係者(当然といえば当然とも思えますが)などにより人為的な投作業がなされたような類似文章やかなり専門性を帯びた文章などがあることからも伺えた訳ですが。どうなんでしょうか?
2.投稿者が治療のどの段階で口コミを投稿したか?投稿時期により内容は変わる?
 これも治療の各段階、例えば初診相談時、治療開始時、治療途中、治療終了(いわゆるワイヤーを外した時点)、その後の後戻りなどの要素をなくしていく時期(保定処置)など、どの時期での口コミ投稿かにより内容は異なります。いいかえれば食事の前菜だけでその後の食事のうまさを評価するようなものです。このような投稿背景がありますから口コミを参考にするにしても投稿時期がポイントとなるようにも思えます?

 当たり前ですが、患者さんから発信される口コミ情報はあくまでも参考程度に考え、ご自身で複数のクリニックをたずね、先生の説明、態度や相性、費用、先生の経歴などを参考にして決めることが最適かと思われます。

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2009年02月06日

「口コミ情報」とはどのような意味を持つかの調査を開始?

 昨年より数多くの「口コミ」サイトへの勧誘電話を経験しています。営業される方々は同じようにこれからは患者さんからの口コミが重要といいます。先生の所もどうですか?といわれても。

 新規開業とは異なり長年矯正治療に従事している先生方はこのような勧誘を嫌う傾向があります。確かに経験したことがない手法に抵抗感があるのも事実ですし、既にクリニックにはそのようなことはしなくとも患者さんが多いことの実情があり必要性を感じていないのでしょう。社会情勢低迷化であっても日々の臨床をおろそかにせずやっていくしかないだろう、口コミなんて作為的な臭いがするからしたくない、新規開業医がするものであって私たちには関係ないこと、などなどの心理的背景があるようにも思えす。
 私自身も同様の気持ちもありますが同時にインターネット上に出現した「口コミ」というあいまいな文面、ABCDEなどの定性的な評価を基にした「矯正クリニックに関するランキング」などはいったいどういう意味や意義を持つのか?を考えることには少なからず興味はあります。「口コミ」、言い換えれば「矯正治療に関するインターネット上の患者さんサイドから発信される情報」についての興味ある項目は次の3点です。
  1.口コミ情報が矯正臨床の現場にどのような影響を及ぼすのか?
  2.既存の口コミ情報に関する表示方法の適正度と問題点?
  3.口コミ情報と統計処理
 矯正治療を受診される方々にとっては「インターネット上の情報」は不可欠ともいえる状況になっていますし、私自身その必要性は認識しています。必要なのはなるべく「さまよえるドクターショッパー」状態に陥らないことです。昨年、7箇所の公的、個人の医療機関を回ってきた方がいました。専門用語、治療内容などについても素人ながらよく知っていました。経過のお話を聞きました。参考にしたのは「口コミ」というよりは「矯正医・クリニックのランキング」だったそうです。最初のクリニックは認定医が多く在籍、院長は何でも矯正が必要との主張で少し不安、次にいわゆる「口コミ」を参考にして数軒受診、それからドクターショッパーがはじまったとのこと。当方の対応は折角来院した患者さんですが私どものクリニックよりは治療内容の複雑さから公的な医療機関の方が適当と判断しA大学病院を紹介することにしました。
 一見患者さん自身の問題ともとらえられますがきっかけとなった私的企業が運営するサイトでの「評価?のようなもの」の存在も「さまよえるドクターショッパー」の一因となっているようにも思えます。このような患者さんを多く経験しますと一度「矯正歯科における口コミの意味」ということについて調査してみたくなります(大げさなものではありませんが)。たまたま昨年後半に「インテーネット上における矯正歯科口コミ情報の発信方法における適切度について」についての共同調査の提案がありました。そこで複数の先生方と実施することにしました。どのような結果が出るかわかりませんが、少なくとも参加した先生方自身が発信する情報の改善材料にはなるだろうと思われます。それだけでも共同調査の意義があるかなとも思っています。

 何か分かったからってどうするの!といわれると、現状は・・・・・・

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2009年01月06日

景気低迷、矯正治療・治療費の適切化・標準化が図れる?

新年早々駆け回るニュースは暗いものが少なくありません。我慢の数年でしょうか?私たち矯正医にとっても景気低迷状況は「がく」っとします。患者さんの来院数の減少傾向が生じているからです。矯正専門医の新規開業も難しく、大学でも開業できない医局員の飽和状況が見られると伝え聞きます。聞こえてくるのは矯正専門医の冬の時代か・・・

 でも患者さんにとってはプラスに働く面もあります。高額すぎる矯正治療費は、いわゆる当たり前の標準的で適切な治療費にシフトせざるを得ない状況、環境になっていくことが推測されるからです。開業場所やクリニック内の豪華さなどで治療の質的イメージアップを図ってきたような状況は改善されるでしょう。医療の本質的な「治る、改善された」という面が重視されるべきです。そう考えますと患者さんは何が適切であり標準的な治療環境、治療費かを考え、検討していくことになります。このような流れは止められないでしょう。無駄な出費はしたくないというところでしょうが賛成です。結果として「矯正治療費の適切な標準化」が図れるのではないかと勝手に思うわけです。
 無論前述したような快適な環境を提供しているクリニックを批判しているわけではありませんが治療費に関しては再考されるのではないかと思えます。高額に対し安価過ぎなどが挙げられますが、これも内容次第です。景気の低迷が世の中の色々な業種の適正化を考える要因にもなることから矯正治療に対しても類似の変化が生じることでしょう。健康を心配する中で、食べ物の入り口の歯の健康は欠かせないものと思われます。今年矯正治療を検討している方、熟慮ですよ。
 

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2008年11月25日

矯正専門の歯科衛生士を目指す方、興味のある方へ

 11月23・24日の2日間で「矯正専門の歯科衛生士トレーニングセミナー」を行いました。遠方からの参加者、歯科医師など少人数でのセミナーです。目的はこれからの歯科衛生士さん達が専門技能を持って長く仕事ができるようにすることですが、同時にそのことが矯正治療患者さんにとっても安心できる治療環境を提供することになります。本邦でははじめての「卒後の臨床に即したトレーニングセミナー」となります。おおげさなセミナーではありませんがこれから特に必要となるセミナーでしょう。

 2日間をおえ、次年度の日程を打ち合わせることになりました。最初の一歩は踏み出しにくいものですが昨年小石を池に投げてしまったものですから今後どのような波紋、結果が生じるか?一寸気がかりです。全国の歯科衛生士さん興味があれば次年度の「デンタルハイジーン」にアナウンスを載せますので見て下さい。

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2008年11月15日

矯正歯科ランキング上位を目指しませんか!必要ありません自然体です。

 今日も届いたメーです。「矯正歯科ランキングの上位を目指しませんか」とても嫌なメールです。問い合わせ等の返信はしませんが、聞いてみたいことはあります。1.矯正歯科のランキングの定義は?2.評判の良いとする矯正医の評価基準、判定基準とは?3.学術的に評価されていない選択基準は患者さんを迷うすだけと思われるが、その点について主催者はどのように考えているのか(納得度の高い説明であれば理解しようと務めますが)?・・・
 でも最近来院された患者さんはこの辺りの実情を把握しているようで、先生のところは矯正相談3件目であるといわれました。それでよいのです。

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2008年11月12日

毎回変わる矯正担当医、説明が変わるけれど?

 転医してきた患者さん達です。大きな矯正専門のクリニックが安心しとのことでの通院、非常勤の矯正医達が複数で治療を行っているクリニックへの通院の2件です。いずれも最初は大勢の先生方がいるので安心かなと思い、料金は別としての選択だったそうです。転医の理由は「毎回の治療時、先生が異なること(それでも最後に主たる先生がチェックしてくれれば安心なのですが)、またこのことに伴い説明が少しづつ異なり、?が増してきた」とのことでした。
 
 確かにこのような治療環境は実際多く存在します。本来矯正専門医がたとえ非常勤であっても一人の患者さんの治療を継続的に遂行できる環境であるかどうかが患者さんの不安を軽減するだろうと思われるのですが。安心して通院できる環境とは何か?を考えると治療費の高低、支払い条件などよりはむしろ「ひとりの担当医が継続して治療を遂行できる状況」であることはいうまでもないのですが、何か変です。

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2008年09月30日

10万件のアクセスを越えて、次は?「まごの手?の治療を」

 9月29日早朝、ホームページのアクセス数が10万件を越えました。9万件から10万件までは早く、まさかの数字です。よくあるアクセス数を人為的に上げる業者主導の対策などは取っていませんでしたのでびっくりです。支援されているというよりはそれだけ「さまよえる矯正患者さん」が多くいるということでしょうか。身近に歯科関係の方がいたとしても適切な情報をえることは難しく、一般の方ではなおさらでしょう。業者さんは言います「ホームページのアクセス数の増加こそ今最も重要な案件です」でもアクセス数が増加し、その結果たとえクリニックの患者さんが増えたとしても、先生に治療技術や患者さんに安心感を与えるよう技量がなければ意味がありません。アクセス数の増加=患者さんの増加=患者さん側から良い治療を受けれたという結果、という図式にはなりません。医療の本質から横道にそれやすいビジネスモデルといってもよいかもしれません。何が適切で何が過度な表現かなどを素人の患者さんが判断すること自体難しいのが実情でしょう。アクセス数の多い口コミランキング上位の先生の所へ行ったがどうも?であった、どうも人為的なランキングくさい?さらに迷う要因が加味されます。アクセス数が多いことと患者さんにとって「良かった」と思うことのギャップはあるようです。インターネット上の情報とはその程度のものと思っていたほうが良いかもしれません。話が横道にそれてしまいましたが・・・
 さて10万件のアクセスを越え次なる課題を考えてみうましたが、う~ん、特にありません。ただ「当たり前の矯正治療の提供と情報発信、セカンドオピニオン(e-kyousei.comの中の小石川の先生ということで)、それと日々痒いところに手の届く「まごの手のような治療を続ける」といことにつきるのではないかと今日現在は考えています・・・・・・が。

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2008年08月01日

ついおしゃべりしたくなるような受付?ほっとします

 先月ある先生の新規に開業するクリニックにお祝いがてら行ってきました。都内のいわゆる華やかな場所でした。ドアをあけ「~~です、先生の開業祝いに伺いました」と受付の方にいいますと目もあわせず「ちょと待ってください、先生~~さんです」と不機嫌そうな態度。これって患者さんが口コミなどに書く「受付の態度が悪い」ということなんだなとの感想。

 患者さんはいくら紹介者があっても不安な気持ち一杯で来院されます。まず受付がここの場所は安心してお話ができますよ、というメッセージや雰囲気をかもし出すぐらいしないと緊張感や不安感は時間とともにいっそう増してきてしまいます。受付に必要なのは接していて安心感のある人です。これは受付の年齢などとは関係なくその人が培ってきた、修行してきた結果=能力のようなものではなかろうかともも思えます。矯正治療にしても何らかの悩みを持っての来院ですから安心して話しができる先生や受付、歯科衛生士の存在は大きく、このような人柄のスタッフが長く仕事をされている治療環境は優れているといえますし、おすすめのクリニックともいえましょう。

 お邪魔したこのクリニックの受付は今でも勤務しているそうです。電話をして先生を呼び出してもらったのですがこの時の対応はとても良く同じ人とは思えませんでした。どちらの彼女が本当なのでしょうか?

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2008年07月29日

夏休みのお出かけ、旅先で装置を紛失?

 夏休み遠出の機会が増えます。患者さんが北海道に家族旅行中、ファミリーレストランで保定中の取り外し可能な装置をはずしテーブルの端に置いておいたそうです。食事も終わり会計を済ませてさあ出発という時に「わすれた!」となりレストランに戻り「プラスチックの小さなものありませんでしたか?」と問いかけると「さあー?」って「どうすればよいか」と連絡が入りました。折角先月ワイヤーが外れたのに。

 笑い事ではありません。でもなくしてしまったものはどうしようもありません。電話を受けましたがまず「大丈夫、落ち着いて、帰宅したらすぐに新しいものを作りますから、楽しい家族旅行が面白くなくなりますから、楽しんで帰ってきてください」といことで一件落着。よくあるといえばあることです。まだ国内の旅ならいざ知らず、長期の旅でないなら、このような返答で気楽に考えられますが海外となると心配です。長期の旅行では3~4週間も出かけられる方もいます。このような場合には、もし失くしても装置を作製した元の歯型を残してありますので作製し、調整し、国際宅急便で送ることもあります。イギリスから通っていた方に送った経験などを含め少なくありません。とにかく「もしかしたら失くすかもしれない」という基本で対応するようにしていてよかったというのが実感です。

 旅をすること自体、非日常的ですので失くしたりすることは仕方がないことかもしれません。そんな時はまず「なくしました」との一報を。これで旅は楽しい!

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2008年07月25日

今日も違った先生なの? 治療の基本は担当医:患者さん=1:1の関係であること

 治療費の安さに魅力を感じまた大学から先生方が複数きて治療を行うとのことで安心して治療を開始していたのですが実際の治療は毎回担当が代わり治療に関する質問をしても的を得た返答でなく心配で転医を決意した患者さんの来院です。

 大学病院が休みの時には非常勤勤務医として先生方が他のクリニックで治療に携わることは少なくありません。需要と供給の必然性でありうることです。しかしこのような場合、患者さんが心配された担当医によって治療内容の説明が異なることもあります。有能な指導医がいれば他の先生が行った治療内容は必ずといって最後にチェックはします。また患者さんに対しても「何かありますか?」など問いかけ患者さんの不安を少なくするようにも務めます。しかし大勢の先生方を一同にかいして治療を行う状況となるとこのような細かな配慮に欠けてしまうようにもなりがちです。たぶんこの患者さんはこのような対応に心配が増加していってしまったのでしょう。よく話しを聞けば、先生だけでなく手伝う歯科衛生士も矯正の専門用語などがわかっていないようで積極的に私たち患者への話しかけも少なかったとのことです。例えば歯磨きの仕方を教えてといっても一般的な話し(ワイヤーが入って歯が毎回動くのだから一般的な方法とは異なるのでは?)だったとのことです。患者さんの観察がすべて適切であったかどうかは判定しづらいのですが話しのつじつまはあっていました。いづれにせよ一人の患者さんの継続的な治療はできれば一人の担当医の担当が望ましく、たとえできないような状況があったとしても一緒の先輩が必ず毎回の治療をチェックすべきです。これ以外安心して治療を進める方法はないでしょう。

 矯正医:患者さん=1:1の関係が望ましいということがお分かりいただけたと思います。このような観点に立てば、多くの矯正患者さんを経験の異なる多くの矯正医の集団がマニュアル的に診るということ自体難しさがあるように思えますが、いかがでしょうか?

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2008年07月20日

どうしてそんなに早く治療を開始するのか?個人にあった治療開始時期

 前歯の乱ぐい歯(叢生)を主訴に母親と来院した小学校2年生。上顎永久歯前歯2本と下顎永久歯前歯4本が明らかに将来の乱ぐい歯の様相を呈していました。熱心な親御さんはいつから治療を始めたらよいかと質問。1年ぐらい前の話でした。私の意見は目安は少なくとも上顎の前歯永久歯4本が出そろうころが適当かなと思いますと前置きし、数ヶ月おきに治療を受ける受けないにかかわらず心配であれば様子を診、必要であると判断しうる時期に検査のお話をするということにしました。患者さんは他のクリニックで矯正治療を勧められ、非常勤の矯正医が「今すぐ始めないと大変なことになる、これは歯の生えてくる隙間が足りないから積極的に顎を広げる治療が必要です~~」とのことで大変心配され当方に来院した経緯を話されました。患者さんは両矯正医の意見の相違、いつから始めるか?、について不安げでした。

 さてこの話、何が両者の相違となったかにつて考えます。「すぐ治療をしないと」との意見は早期に治療を開始し症状をいち早く改善しようとの考えで誤った考えではありません。しかし患者さんはできるだけ回数が少なく治療を終えることを希望されます。このような患者さんであれば、定期的な診察を行いながら適切な治療開始時期を探っていく方が有益で、今すぐ治療を開始するとはなりにくくなります。また「顎を広げないと」との主張とにはいささか?。顎を広げる理由として、拡大すればその後の永久歯の生えてくる隙間が完全に確保され永久歯の抜歯が不要になるとの見方をされているようですが私の診察ではそのような結果には至らないであろうとの判断でした。したがって拡大の治療は不要と判断しました。このような診たての相違での異なりが両者の相違といえましょう。患者さんは両者の診たてを判断し担当医を決められれば良いと思っています。他の考えられる理由としては矯正の患者さんが少なく早期に治療を開始する必要性を話しその結果、患者さんの獲得を考えたのかもしれませんがこの点は定かでありません。

 あまりにも早すぎる治療開始は、時に余計な治療行為となることもあります。それは避けられなければならないと思います。

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2008年07月16日

海外への転医、どの先生のところへ行けばいいの?

 治療途中で海外へ3年行かれることになった患者さん。先方の国のどの先生に継続して診てもらったらよいのかの相談がありました。

 近年、よく見られる状況です。この東南アジアの国には大学時代に担当した先生が現地の大学の教授に就任、また個人のクリニックも持たれていましたので早速連絡し治療経過、費用、今後どのような治療を計画していたかなどの報告書を作成しお持ち頂きました。大学に長期に在籍し色々な国の留学生を担当していた経緯もありましたので何とか便宜を図ることができました。でもこのような特殊な経験をしていなかったらと思いますと一抹の不安は残ります。これからますますボーダレスの社会になっていくと今まで蓄積してきた海外の留学生たちとさらに緊密なネットワークを作っておかなければならないと痛感。

 海外からの問い合わせも増えていますのでとりあえず語学のブラッシュアップ?

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また多くなってきた口コミ口コミ、それって何!

 最近またやたらと口コミ情報の必要性を訴えられます。特にインターネットサイト運営者からの必要性の訴えです。すでに多くの患者さんが定期的に来院されているところのクリニックでは口コミ口コミということは必要がないのでしょうが、それでも「重要です、必要です、まさにこれからのキーです」などなど、これっていったいどういうことなのか?

 確かに口コミは知りたいひとつの情報です。でも情報でしかないことも現実です。実際、ほとんど良いことしか書かれていません。したがってその内容を持ってまさに優れているとは言い切れないのではないでしょうか?よく考えれば当たり前のことなのですが。いくつかの矯正治療に関する運営サイトがあります。業者さんによっては「単に情報を載せているだけで、内容までの責任は持てません」ということでしょう。治療に従事している私たちにとっては「なめられたものだ」という気持ちにもなってしまいます。しかし患者さんは賢明です。適切度の低い内容はいつか見放されることでしょう。それがいつかはわかりませんが期待しています。

 専門家同士の口コミはとは異なり、患者さん同士の口コミは参考程度に捕らえておいたほうが得策かなと?

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2008年06月04日

海外でも耳ざわりの良過ぎるインターネット情報?

 4,5月は忙しく、かつて担当した留学生のクリニックや大学を訪問していました。彼らの現在の活躍は目覚しくその国の矯正学会の会長まで務められ感無量でした。その時の話題「耳ざわりの良過ぎるインターネット情報?」をご紹介します。

 その国でもインターネット上に示される矯正治療の内容があまりに?で、ある例では、「まったくワイヤーを使用しないで治ります」「ある特殊なワイヤーを使えばどんな症状も治る、かつ抜歯は行わないで」「短期間に治療が終えるシステムを使用しています」などなど患者さんにとっては耳ざわりの良い情報が多々発信されているそうです。特に?視されるインターネット上の情報に関してはその根拠を学会で発表して欲しい旨の要望も出すそうですが(これは学術団体がその先生の治療理論、科学的証明の場を与えるということでいたってノーマルな対応といえましょうが)まったく無視されたそうです。患者さんはどうしても耳ざわり良い矯正歯科クリニックへ出向くことになりがちで、その後、何か変?ということで本邦(日本)と同じようにセカンド、サードオピニオンをもとめ来院されることが少なくないとのことだそうです。

 どこでも同じような課題を考えさせれました。先生方の情報の発信内容や方法、またあまりに「耳ざわりの良い、勝手に作られた口コミ情報」などには慎重に対応というところです。もちろん良い情報もありますが判定はなかなか難しいのが実情です。

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2008年03月30日

あっという間の桜全開!来たれ小石川5丁目桜並木へ

 昨日から今日にかけて小石川5丁目の桜並木にはよくこれだけの方々が出現するかというくらいのにぎわいです。

 今週は土日が5回あるためクリニックで患者さんを診させて頂いています。来院する方々の多くが待合室の窓に見える桜を撮影しています。長年通院しておられる患者さんはこの時期待合室から見られる桜の美しさをご存知のようでほとんど撮影、撮影という感じです。初めてこの時期に予約をとられた患者さんも次のシーズンには同じような予約日をとりたいという希望を多くお聞きします。何かの機会にこのページに桜の写真を載せますのでそのときはご鑑賞ください。駅から少し歩きますが時々はこのような自然の安らぎに接することも必要ですね。

 昼休み通りに面したベランダからづっと眺めているとつい眠くなってしまうのはなぜでしょうか?

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2008年03月25日

受験がおわり、春から矯正治療?

 受験結果が出てきて、春休み中に矯正治療の開始を考えておられる方々が来院してきました。親子ともに受験は大変だったでしょうね。子どものがんばりはもちろん親のサポートがポイントであったと思われます。来年度再チャレンジの方もおられますが、がんばって下さい。

 3月から4月のかけては受験に伴い移動する患者さんを経験します。特に大学生ですが地方の大学へ、あるいは地方から上京する方、様々です。遠方に移動する患者さんのほとんどが引き続き通院をして下さるので感謝、という気持ちです。一回の処置を無駄なくするように努め、口腔内の清掃やチェックにもさらに時間をかけるようにし遠方からの通院状況に納得度を高めてもらうようにしていますが、どうでしょうか?。とはいえ患者さんも治療後、都内の興味ある場所へ行かれるようで、それはそれで充実しているようでもあります。

 春ごろから開始する患者さんはちょうど年度末(学校でいう3月末ごろ)ごろにワイヤーなどが外れることが少なくなく、そういう意味でも春休みから新年度開始時期に矯正をはじめるのも一考かなと思われますが?

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2008年03月22日

小石川5丁目:桜の開花が待たれます

 矯正治療に関する記述ではありません。小石川5丁目の桜並木の桜がそろそろ期待されるかな?と思っての投稿です。

 毎年、3月の下旬から4月の上旬にかけて小石川5丁目(小石川植物園の近く)の桜並木の開花が待たれ、同時に楽しまれます。クリニックは桜並木に面した3階ですので毎回じゅうたんの様な色彩の風景を楽しむことができます。患者さんはこの時期にあわせるように予約をお取りいただくことも少なくありません。予約がなくとも桜を見にこられる方も大勢いらっしゃるようです。お花見のときのトイレは大変ですのでクリニックがあいていればどうぞお使いくださいとなります。やっと桜かとい思い出毎日が楽しみでもあります。

 夜桜見物は多少お酒が入る宴会もされているようですので日中の方がお勧めです。

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