矯正歯科|子供・成人の矯正~保険の口蓋裂・顎変形症の矯正 小石川矯正歯科クリニック
文京区矯正歯科|小石川矯正歯科クリニック

小石川先生のひとことブログ

文京区小石川に開業している矯正歯科医が、矯正治療に関して徒然なるままに語る矯正歯科考察ブログ

治療転医その理由-1日の患者さんの数?先生の治療関与度?-

 あるクリニックからの転医の患者さんです。「色々調べた結果そのクリニックで矯正治療を行うことにしました。治療費は高い部類と思ったのですが治療期間が他に比べ早いということで決めました。でも実際治療がじはじまると先生が自分を診てくれる時間が少なくほとんど歯科衛生士さん達がワイヤーをはずしたり結んだりして最後に先生がちょっと治療の確認をするというような状況でした。それでも早く治るならそれでよいかと思っていたのですが、治療期間が1年ぐらい延びてしまっておりなんとなく不安になり、治療費も一括で支払ってしまっていますがこのままでいいのかな、と思い他のクリニックで一度診てもらおうと思って来ました。」これが来院経緯です。さてどのように考えるか、慎重になってしまいます。
 
 治療に関してはその内容についての意見をお話しするのは甚だ難しいものです。、単に治療技術論に留まらずそのクリニックの治療体制(複数の先生方による治療、衛生士さん達が主になるような治療体系、非常勤の先生による治療、経験や実績の浅い先生の治療などなど)や先生の個人的な実績などがありますので、治療費の高い安い、患者さんに説明した内容の確認、毎回の治療内容、どのような治療に関する医療材料を用いているのか、複数の内容を総合的に考えてお話しなければなりません。よほど勝手な自信がなければなんともいえません。むしろ今どのような症状であり、これから治療を進めるためにどのようなことをしたらよいかをお話するのみとなってしまいます。このような対応は患者さんにとっては不満かもしれませんが前の治療経緯を知らない者にとってはしかたのないことです。患者さんの不安をあおるようなことは必要のないことです。転医した場合の残った治療とそれらに伴う転医費用、分割などでの支払いなどに納得され、最終的にはご自身の判断で転医をするかどうかを決めることになります。この患者さんは後日転医をしてきました。残っている治療をたんたんと行うのみです。ちなみに費用の返却はないとのことですので当方の治療費はほとんどかからないように行うことにしました。これは個人的な考えですので適切かどうかの疑問は残るかもしれません。

 そうこうしている内に同じような患者さんの転医です。今度は歯を抜かない、極端に安価な治療費をいわれこれもまた心配とのことでの来院です。

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