つい最近の初診患者さんの質問です。先生が患者さんの親で矯正治療についてインターネットなどの情報を参考にして子どもの治療を受けさせるとすれば、どのようなクリニック、先生を選ぶのですか?ということでした。
よくある質問でもありますが逆にその方に、では患者さんはどのような先生に任せたいのですか?とたずねてみました。何件も回ってきておりよく情報を得ているようです。そこで一つ一つ質問を。何が一番気になりますか?それは費用ならびに支払方法。次は?先生の実績。何を持って実績と考えますか?矯正医として何年たっているか、資格があるか、何人ぐらいの治療をしてきたか。そうですかそれでは他には?あとは先生と接している感じや安心感、とこの患者さんはいいます。通院にかかる時間距離はどうですか?それは希望する先生が遠くとも関係はありません。では曜日はどうですか?それは関係あります。・・・・私が患者さん側であれば同じような基準で先生を捜そうと思いますよ、と伝え終了。ここまで一生懸命考えてくださったことに感謝したい気持ちで一杯です。
ここまでは治療を開始するまでの選択基準。むろん選択した後も不安は残ります。この先生でよかったかな?というようなことを含め。治療開始に伴い聞いてみたいことは多々あると思います。その都度質問する癖をつけることで先生との間に心地よい緊張感も生まれるでしょう。継続する緊張感は納得度の高い結果を生むと思われます。これが治療を継続する基準です。
先生にご自身の治療に対する思いを話していくと、この先生にお願いする、しない、はおのずと整理されてくるようです。患者さん同士の口コミよりは歯科医師など専門領域の先生の推薦などを参考にされるとより納得されるのではないかな?と思います。加えて費用の高すぎるところ低すぎるところ、なぜそのような料金体系になるのか?これも検討課題でしょう。だって治療を受けるのは患者さんであるから。