矯正歯科|子供・成人の矯正~保険の口蓋裂・顎変形症の矯正 小石川矯正歯科クリニック
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小石川先生のひとことブログ

文京区小石川に開業している矯正歯科医が、矯正治療に関して徒然なるままに語る矯正歯科考察ブログ

~~ランキングという魔物?

 HP関係の業者さんによる営業が盛んです。「先生のHPを見る視聴者数を増やせますが」、はたまた「矯正歯科ランキングの上位を獲得できるようなシステムなのですが」、などの営業のようです。そこで「歯列矯正あるいは歯科矯正のランキング」を見ました。あ~こうなっているんだ、まあ~たいしたものだ、これが感想です。でもこのランキングってどうやって決まるの?人為的な操作はないの?と考えますと虫が騒ぎます。
 例えば自分が~~科の専門医を捜そうとする時、ネット上の情報は確かに参考になります。でも本当にそこに行き治療をお願いしたいかとなると、ちょっと待て、となってしまいます。なぜでしょう?。実際に先生にお会いし初診の診療を受けないとなんともいえない、となってしまいます。先生の人柄(らしき?)ものと先生やクリニックのスタッフなどへの安心感がどうもポイントになりそうです?。むろん自費治療などの場合、費用の説明や支払方法なども重要です。こうなると参考にした「~~ランキング」って何?別に最初に目に付くだけでしょ!となります。常識的に考えればHP上のランキングや情報はあくまでも参考の域を脱し得ないというところです。しかし検索する側が医療関係者でなければやはり複数の「クリニック情報」は欠かせません。決して悪いことではないのです。「ちょっと待て、すぐ飛びつかず、再考を」という気持ちでいることが前提ではありますが。
 一方HP運営会社側に立てばこのような「視聴者数の増加が患者さんの来院増加につながる、つながりますよ、だからランキングの上位にくることが必要なんです」というフレーズは新規で開業する先生方への効果的なアプロウチになるでしょう。時代のニーズかもしれません。営業の方は統計的な数字を示し、どうのこうのいいます。でも本当に統計というものがわかっているか疑問に思うこともあります。以前こられた方が「効果は60%、効果なしは38%、したがってこのシステムは有効です」と説明されたことがあります。そこで質問、%における有意の差というのを知っていますか?60と38という数値の差が%表示における意味のある差とはいえない、いえるということを知っていますか?回答:それってどういうことですか?。こうなるとこれ以上は話にならずよく統計を勉強してきてね、となります。つまるところ情報の適正化を意識したHPの運営者は歓迎ですがそれ以外は?でなんともいえません。適切な運営を望みます。適切な情報が適切なシステムで発信されることは望まれることです。
 ランキング、口コミなどに対する情報内容は一考の余地ありということでしょうか?

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