矯正治療を終了するときの目安(治療のゴールともいわれる)をクリアーしましたので、そろそろ矯正装置をはずせますがと伝えると、時として「ここが、あそこが、もう少し」とい場面は少なくありません。申し出の内容は、許容できるものから、それは難しい(無理であろう)といものまで様々です。このような時にはできるだけ患者さんの意に沿うように、またその状態も治療ゴールとして許容される範囲で行いますが治療の終了間際での申し出は治療期間を少し延長するようなことにもなります。この患者さんが抱く矯正治療終了時のイメージとうものが結構大変なのです。そうはいってもイメージは大切ですし、自信にもつながる可能性があることから検討課題のひとつと考えます。矯正治療のゴール設定の難しさがここにあるわけです。
そこで先生方も色々な対応をしていると思いますが、私は経験から、対応として患者さんにとって「自分はこうありたい」と思うイメージの写真類を数枚持参してもらいカルテに添付し常にイメージの確認と治療ゴールの許容範囲とのバランスを話すことにしています。少しでも患者さんの矯正治療終了のイメージに近づけるために。具体的な方法は文章では伝え切れません。では。